90歳以上が初めて200万人突破!

人生100年時代をともに生き抜くために考えるべきこと

 

 

 

2017年の人口推計が公表されました。それによると日本の高齢者のうち9/15現在で90歳以上の人は、前年よりも約14万人増えて、206万人と初めて200万人を突破したとのことです。ちなみに100歳以上の方も全国で約7万人。長寿国ならではと言えそうです。今後もご長寿の方はどんどん増えていくことでしょう。人生100年の時代がすぐそこまで迫っているかもしれません。

 

 

 

 

 

年金制度と平均寿命

 

日本の年金制度は、昭和29年(1954年)に実際の高齢給付が始まりました。その時の年金支給開始年齢は60歳でした。1950年の平均寿命は男性が58.0歳、女性が61.5歳でしたから、60歳から年金を支給しても、決して誰でも受け取れるものではなかったことがわかります。

 

その後日本の平均寿命はぐんぐん伸び続け、2017年3月に厚生労働省が発表した最新の数値では、男性が80.75歳、女性が86.99歳となっています。2050年には女性の平均寿命は90歳を超えると考えられています。

 

年金制度は平均寿命を基に設計されています。ここまで平均寿命が延びることは想定外であったことでしょう。多くの人が制度そのものに不安を抱くことになってしまった原因が、「長生きできるようになったから」というのはなんとも皮肉な気がします。

 

 

 

 

 

 

全ての年代の人が共に生きていくためには?

 

子育て世代は、非正規雇用で共働きしなくてはならないけれど、保育所の不足があって子どもを育てにくい時代と感じています。中高年以降は親の介護による離職があったり、自分自身の老後の生活への不安を抱えていたりします。

 

そして日本は構造的に人手不足に陥ってしまっています。働き手がいなければ、経済は成り立ちません。国際的な競争にも勝てなくなってしまいます。

 

厚生労働省が提唱する「我が事丸ごと・地域共生社会の実現」では、お年寄りに子育ての手助けに一役買ってもらえるような施設や制度づくりを目指しています。自分たちの世代の問題を自分たちだけで解決しようとせずに、助け合っていくという仕組みです。実現すれば日本の社会保障の仕組みは大きく変わるかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

まとめ

 

世のお父さんにとって、仕事が人生の全てであった時代がありました。しかし、その時代は過去となりつつあります。人生が100年となったら、定年まで仕事をして退職したとしても、まだその後の人生が30年以上あることになります。

 

「生活のために一生働かなくていけない」と言ってしまうと人生がつらいもののように感じられてしまいます。今後は仕事の内容も多様に変化していくことでしょう。アクティブシニアという言葉も生まれていますから、元気なうちは仕事も続けて生活を楽しむ、という新しい発想が必要です。