防災について考える。避難情報をどうやって知りますか?

 

今年も残すところわずかとなりました。振り返ると、近年同様に多くの自然災害が発生しています。その中でも、福岡県で多くの被害が出た「平成29年7月九州北部豪雨」など、台風やゲリラ豪雨による水害・土砂災害が後を絶ちません。低い土地や山沿いの近くにお住まいの方は、いつ避難が必要となるかわからない時代であると言えます。

もしも避難が必要となった時、お年寄りは身体機能の面でも、また情報を入手するという面でも、一般の人よりもハンディを背負っています。いざというときに安全を確保できるよう、日ごろから備えておくことが大切です。

 

避難準備情報について

台風などの水害による避難情報は、予測される被害状況に合わせて3段階に分かれています。平成28年台風10号では、グループホームに入所していた高齢者9名が亡くなるなど大きな被害が出ました。教訓を生かすべく、平成29年避難情報の段階が整理され、高齢者など災害弱者の方への対応が改められました。

 

○避難情報の3段階

  1. 避難準備・高齢者等避難開始
  2. 今後、より重要度の高い避難勧告や避難指示が出ることが予想される状況です。一般の人はその後の情報に注意しましょう。お年寄りや小さなお子さんがいる世帯は避難に時間がかかることが予測されます。この段階で避難を開始しましょう。
  3. 避難勧告
  4. 災害による人的な被害の可能性が高まった状況です。速やかに決められた避難場所へ避難しましょう。外に出ることでかえって命に危険が及ぶような状況では、自宅内のより安全な場所へ避難しましょう。
  5. 避難指示(緊急)
  6. 避難勧告よりもさらに緊急度が高まった状態です。まだ避難をしていない人は直ちに避難が必要です。避難勧告と同様に、外に出ることでかえって命に危険が及ぶような状況では、自宅内のより安全な場所へ避難しましょう。

 

 

避難情報を知る手立て

避難情報を住民にいち早く周知させることは、市町村に求められています。しかし、受信する私たちも自分の身を守るですから、できる限り準備をしておきましょう。最も身近な情報手段といえばテレビですが、停電してしまうと使えません。電池式や手動で充電できるラジオの用意があると安心です。車庫など安全な場所にある場合には、車のカーラジオも有効です。広く普及しているスマートフォンも、充電さえしっかりされていれば情報収集の強い味方です。

 

 

まとめ

近年、「垂直避難」という言葉が聞かれるようになりました。水害は押し寄せてくる水からほんの少しでも高い所に居ることができれば助かります。外に出ることでかえって危険が増す状況では、無理して離れた避難場所を目指すのではなく、自宅の少しでも高いところに避難することが大切です。

また、日頃から、避難場所についてよく理解しておくことと、ハザードマップなどで自宅周辺に想定される被害についても確認しておきましょう。